あまりお金を掛けずに店舗PRを実現~すし処 千両~
【相談概要】
創業50年以上、夫婦二人で暖簾を守る老舗寿司店「すし処 千両」。
職人の確かな技で握る寿司は高く評価されている一方、コロナ以降は来店者数が減少し、PR方法や集客の仕組みづくりが課題となっていました。
山梨県よろず支援拠点では、「費用を抑えつつ、来店につながる情報発信を整える」ことを目標に、伴走支援を行いました。
【事業者概要】
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事業者名:すし処 千両
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所在地:山梨県南アルプス市飯野3532-1
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業種:飲食業(寿司店)
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従業員:5名以下
50年以上、地域に根ざした寿司屋として営業。
団体利用やランチの需要が多く、リーズナブルで本格的な寿司を提供しているのが強みです。
【相談のきっかけ】
コロナ禍を機に、宴会・会合・法事などの団体利用が大幅に減少。
さらに近年は回転寿司の台頭もあり、家族連れの来店機会が減りました。
「おいしい寿司を、もっと多くの人に食べてほしい」
でも、PRのやり方が分からない……
そうした背景から、金融機関を通じて、山梨県よろず支援拠点へ相談が寄せられました。
【相談者の状況(財務・経営)や課題内容について】
整理の結果、主に次の課題が見えてきました。
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若い世代・家族連れにもっと来店してほしい
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宴会・会合の減少で売上が不安定
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物価高騰で値上げが必要だが、メニュー修正が追いつかない
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広告費がなく、PR手段が限られている
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店主夫婦はネットに不慣れ
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Instagramはあるが更新頻度が少ない
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メニュー・価格・座席数が来店しないと分からない
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テイクアウトも知られていない
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食材ロスを防ぐため、予約を安定的に取りたい
「知られていない」ことが、来店の大きな壁になっていました。
【コーディネーターの支援方針の提案・相談者の対応状況 など】
▶ 低コストで“見つけてもらう導線”を整備
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メニューを全面改訂(デジタル活用前提で作成)
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ホームページを 無料ツールで開設
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ランチ・ドリンク・テイクアウトまで掲載
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スマホ最適化(地図・電話・予約導線をワンタップに)


▶ QRコード付き「PR名刺」を作成
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持ち帰りやすい名刺サイズ
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読み込めばすぐ HP へ
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ネット印刷で安価に作成

▶ Google ビジネス プロフィール登録
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検索・地図から見つけやすく
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営業時間・写真・口コミを表示
さらに、娘夫婦も巻き込み、「誰でも更新できる」 体制づくりを重視しました。
【支援のポイント・気をつけたこと】
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経営者の年齢を踏まえ、操作が簡単で続けられる方法に限定
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費用を抑え、効果の高い施策から優先
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スマホ利用を前提に、見栄えと使いやすさを設計
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「出先でもメニューが見られる」状態をつくる
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家族を巻き込み、伴走型でサポート
【成果・定量的成果、今後の展望など】
✔ 成果
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HP・QR名刺で 情報にアクセスしやすく なった
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テイクアウトの問い合わせが増加
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家族連れの来店が 約3%増
✔ 目標・今後の展望
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家族連れ比率を 20% まで伸ばす
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一見客よりも、リピーターづくりを強化
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季節メニューなど「気軽に行ける理由」を継続発信
【相談者の声】
来店されたお客様に、QRコード付きの名刺を積極的に配るようになりました。もっと知ってもらえるよう、別のPR方法にも挑戦していきたいと思います。
