あまりお金を掛けずに店舗PRを実現~すし処 千両~

最終更新日:2026年1月5日
あまりお金を掛けずに店舗PRを実現~すし処 千両~

【相談概要】

創業50年以上、夫婦二人で暖簾を守る老舗寿司店「すし処 千両」。
職人の確かな技で握る寿司は高く評価されている一方、コロナ以降は来店者数が減少し、PR方法や集客の仕組みづくりが課題となっていました。

山梨県よろず支援拠点では、「費用を抑えつつ、来店につながる情報発信を整える」ことを目標に、伴走支援を行いました。

【事業者概要】

  • 事業者名:すし処 千両

  • 所在地:山梨県南アルプス市飯野3532-1

  • 業種:飲食業(寿司店)

  • 従業員:5名以下

50年以上、地域に根ざした寿司屋として営業。
団体利用やランチの需要が多く、リーズナブルで本格的な寿司を提供しているのが強みです。

【相談のきっかけ】

コロナ禍を機に、宴会・会合・法事などの団体利用が大幅に減少。
さらに近年は回転寿司の台頭もあり、家族連れの来店機会が減りました。

「おいしい寿司を、もっと多くの人に食べてほしい」
でも、PRのやり方が分からない……

そうした背景から、金融機関を通じて、山梨県よろず支援拠点へ相談が寄せられました。

【相談者の状況(財務・経営)や課題内容について】

整理の結果、主に次の課題が見えてきました。

  1. 若い世代・家族連れにもっと来店してほしい

  2. 宴会・会合の減少で売上が不安定

  3. 物価高騰で値上げが必要だが、メニュー修正が追いつかない

  4. 広告費がなく、PR手段が限られている

  5. 店主夫婦はネットに不慣れ

  6. Instagramはあるが更新頻度が少ない

  7. メニュー・価格・座席数が来店しないと分からない

  8. テイクアウトも知られていない

  9. 食材ロスを防ぐため、予約を安定的に取りたい

「知られていない」ことが、来店の大きな壁になっていました。

【コーディネーターの支援方針の提案・相談者の対応状況 など】

▶ 低コストで“見つけてもらう導線”を整備

  • メニューを全面改訂(デジタル活用前提で作成)

  • ホームページを 無料ツールで開設

  • ランチ・ドリンク・テイクアウトまで掲載

  • スマホ最適化(地図・電話・予約導線をワンタップに)

▶ QRコード付き「PR名刺」を作成

  • 持ち帰りやすい名刺サイズ

  • 読み込めばすぐ HP へ

  • ネット印刷で安価に作成

▶ Google ビジネス プロフィール登録

  • 検索・地図から見つけやすく

  • 営業時間・写真・口コミを表示

さらに、娘夫婦も巻き込み、「誰でも更新できる」 体制づくりを重視しました。

【支援のポイント・気をつけたこと】

  • 経営者の年齢を踏まえ、操作が簡単で続けられる方法に限定

  • 費用を抑え、効果の高い施策から優先

  • スマホ利用を前提に、見栄えと使いやすさを設計

  • 「出先でもメニューが見られる」状態をつくる

  • 家族を巻き込み、伴走型でサポート

【成果・定量的成果、今後の展望など】

✔ 成果

  • HP・QR名刺で 情報にアクセスしやすく なった

  • テイクアウトの問い合わせが増加

  • 家族連れの来店が 約3%増

✔ 目標・今後の展望

  • 家族連れ比率を 20% まで伸ばす

  • 一見客よりも、リピーターづくりを強化

  • 季節メニューなど「気軽に行ける理由」を継続発信

【相談者の声】

来店されたお客様に、QRコード付きの名刺を積極的に配るようになりました。もっと知ってもらえるよう、別のPR方法にも挑戦していきたいと思います。